認知症患者が知ってほしい6つのこと

あなたは認知症だと診断されたおじいちゃん、おばあちゃんとどのように接していますか?

もしかしたら、おじいちゃん、おばあちゃんはあなたの接し方に不満があるかもしれません。

認知症になると

  • もの忘れがひどくなる
  • 同じようなことばかり話すようになる
  • 迷惑のかかる行動をとるようになる

など、生活に支障をきたすようになり、あなたの介護が必要になります。

わざわざ認知症患者との接し方に気を配っていられない

おじいちゃん、おばあちゃんのためを思ってしている

というのがあなたの本音ですよね。

そして、おじいちゃん、おばあちゃんもそのことを分かっています。

そのことを分かっているからこそ、『本当は言いたいけど言えないこと』があるのです。

そこでこの記事では、認知症患者が知ってほしいことを6つ解説します。

参考文献:書籍『ボクはやっと認知症のことがわかった』

①認知症を発症しても別人になるわけではない

認知症患者があなたに1番伝えたいことは、『認知症になっても別人になったわけではない』ということです。

なぜなら、認知症を発症したとしてもこれまで生きてきた記憶がなくなるわけではないからです。

あなたと過ごした思い出やこれまで生きてきた記憶は、認知症を発症したとしても覚えています。

たしかに、認知症が重度になればあなたの顔を忘れるかもしれませんし、動けなくなるかもしれません。

しかし、認知症を発症しても別人になるわけではないのです。

おじいちゃんはおじいちゃんのままだし、おばあちゃんはおばあちゃんのままです。

認知症を発症しているからという理由で、扱い方を変えないでほしい」というのが認知症患者の本音です。

②話に混ぜてほしい

認知症患者があなたに伝えたいことの2つ目は「話に混ぜてほしい」ということです。

なぜなら、認知症を発症したから、話に混ぜてもらえないことが多々あるからです。

たとえば、家族で「おじいちゃんを老人ホームに入れるか入れないか」の話し合いをしているとき、あなたの家族はおじいちゃんを話し合いに参加させているでしょうか。

おじいちゃんを話に混ぜていない家族もいますよね。

そんなとき、おじいちゃんは話に入れてもらいたいのです。

認知症を発症したからといって、自分の意見がなくなるわけではありません。

「おじいちゃんは認知症を発症したから、適切な判断ができない」などと思わずに、きちんといっしょに話し合いをしましょう。

③「何をしたい?」と聞いてほしい

認知症患者はあなたに伝えたいことの3つ目は「なにをしたいの?」と聞いてほしいということです。

なぜなら、あなたが聞くのは

  • 「今日は○○しましょう」
  • 「こうしたらいかがですか?」

というものばかりだからです。

たとえば、「今日は2時にデイケアに行って、5時に帰ってきて、○○して、~」などと全ての予定を決めてしまってはいませんか?

たしかに、認知症になると判断能力は低下してしまいます。

しかし、自分の意見はあるのです。

自由な時間もほしいし、やりたいこともあります。

介護してくれている方が大変な思いをしているのは分かっていますが、認知症を発症した患者自身も辛いのです。

ゆっくりと向き合って、意見を聞いてあげることで、認知症患者は安心します。

④役割を奪わないで

認知症患者があなたに伝えたいことの4つ目は「役割を奪わないで」ということです。

なぜなら、あなたは認知症患者を気づかうあまり、役割を奪ってしまうからです。

たとえば、これまで料理を作ってくれていたのに認知症だと診断されると

  • 「座ってじっとしてていいよ」
  • 「料理は私が作るからゆっくりしててね」

などと言って、認知症患者の役割を奪っていませんか。

認知症患者を気づかったセリフや行動は認知症患者にとって、嬉しくありません。

たしかに、認知症の進行が深刻になってくると、これまでやっていた役割ができなくなったり、時間がかかってしまうこともあります。

しかし、それでもできることを任せてほしいです。

  • 掃除
  • 洗濯
  • 庭の手入れ
  • 花の水やり

なんでも構いません。

とにかく役割が欲しいのです。

人はだれかの役に立って初めて、存在意義を感じられます。

もし、役割を奪う行為があなたの善意からくるものだったとしても認知症患者は「私は邪魔なんでしょ」と思ってしまいます。

役割は奪わずに、むしろできることなら任せてあげましょう。

⑤騙さないで

認知症患者があなたに伝えたいことの5つ目は「騙さないで」ということです。

なぜなら、あなたは「認知症患者は適切な判断ができないから大丈夫なはず」と思い、嘘をつくからです。

たとえば、医者からの診断結果を聞くとき、認知症患者を抜きにして話しているときがありますよね。

それはきっと認知症患者を傷つけまいと、何らかの思惑があって、そういった行動をとっているのだと思います。

しかし、認知症患者のためを思ってついた嘘でも、認知症患者にとっては嬉しくありません。

認知症だと色眼鏡で見るのではなく、普通に接してほしいのです。

⑥同じ目線で話して

認知症患者があなたに伝えたいことの6つ目は「同じ目線で話してほしい」ということです。

なぜなら、認知症患者はみんな違うからです。

これは、何でもいうことを聞いてほしいという訳ではありません。

その人らしさを尊重し、その人の立場にあったケアをしてほしいのです。

『ボクはやっと認知症のことがわかった』という書籍に面白い話が紹介されていました。

2人の女の子の話です。

ある小さな女の子が公園で遊んでいると転んで泣いていました。

少しすると、4歳くらいの女の子が駆け寄ってきて、転んだ子のとなりに腹ばいで横になります。

そして少し経ったのち、ニコっと笑いかけ、「起きようね」と言いました。

転んだ女の子は「うん」と言って立ち上がりました。

腕をとって無理やり立たせたのではありません。

これこそが、相手の目線に立つということなのではないでしょうか。

とはいえ、これを認知症患者の介護にあてはめることはとても難しいのはたしかです。

大切なのは、相手の目線に立とうと心がけることなのだと思います。

まとめ

認知症患者には言葉にはできないけど、あなたに伝えたいこと6つのことがあります。

  1. 認知症を発症しても別人になるわけではない
  2. 話に混ぜてほしい
  3. 「何をしたい?」と聞いてほしい
  4. 役割を奪わないで
  5. だまさないで
  6. 同じ目線で話して

認知症患者にもあなたと同じようにがあります。

嘘をつかれたり、悪口を言われたりしたら傷つきますし、やりたいこと、やりたくないことがあります。

この記事を読んでくれたあなたには、そばにいる認知症患者のために、きちんと同じ目線で介護をしていただけると幸いです。

さいごに

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